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[03心-ポ-16]重力に関する視覚的および前庭的手がかりが上肢運動に及ぼす影響バーチャルリアリティ環境における検討

*Shinji Yamamoto1,2 (1. Nihon Fukushi University, 2. University of Exeter)
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日常生活やスポーツ活動において、私たちが重力の存在やその影響を意識することは稀である。しかし、私たちは重力に関する視覚的手がかり(柱や天井など)と前庭的手がかり(重力加速度)を統合し、無意識のうちに重力を考慮して行動している。本研究では、重力に関する視覚的および前庭的手がかりが、上肢運動に及ぼす影響について検討することを目的とした。視覚的手がかりを操作するために、バーチャルリアリティ(VR)を用いて視覚的背景を傾斜させた。また、前庭的手がかりの影響を検討するために、実験参加者の姿勢を直立座位および横臥位に設定した。実験参加者は、VR環境において鉛直上方向への上肢運動を、直立座位および横臥位でそれぞれ7ブロック実施した。各ブロックは9試行で構成され、7ブロックのうち中央の5ブロックでは視覚的背景を傾斜させた。上肢運動の終点誤差について、整列ランク変換(Aligned Rank Transform)を用いた二要因分散分析(ブロック×姿勢)を実施した結果、有意な交互作用が認められた。下位検定の結果、すべてのブロックにおいて、横臥位での誤差は直立座位での誤差よりも大きかった。また、横臥位では、背景傾斜時の誤差が傾斜前の誤差よりも増大した一方、直立座位では、背景傾斜による誤差への影響は認められなかった。これらの結果は、横臥位に伴う前庭的手がかりの変化が、視覚的手がかりへの依拠を高め、その結果として誤差が増大した可能性を示している。

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