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[03心-ポ-18]バーチャルリアリティ環境における到達距離知覚および自己中心距離知覚精度の検討実環境との比較を通じて

*Yuto Kijima1, Masahiro Kokubu2, Teppei Saegusa1, Soshiro Ueno1 (1. Graduate School of Comprehensive Human Sciences, University of Tsukuba, 2. Institute of Health and Sport Sciences, University of Tsukuba)
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近年、バーチャルリアリティ(以下、VR)を用いたトレーニング研究が増えており、多くの研究で反応時間短縮など一定の有効性が示されている(Richlan et al., 2023)。しかし、実際のスポーツ場面は単純な反応刺激ではなく、対象との距離に基づいて反応タイミングを決定している。実際、実環境では熟練者は特定の行為ができるか否かという行為可能性の知覚によって反応タイミングを判断することが示唆されている(Okumura et al., 2017; Paterson et al., 2016)。このことから, 適切な反応タイミングには空間情報の知覚が関わっていることが推察されるが、実環境とVR環境の距離知覚精度を比較検討した研究はスポーツ領域では十分に行われていない。そこで、本研究ではVR環境でも実環境同様の到達距離知覚や自己中心距離知覚が見られるか検証することを目的とした。方法は、一辺10cmの立方体に拳が届く距離を再現する「到達距離再現課題」と移動する立方体と対象者との基準となる距離(自己中心距離)を移動で再現する「対物間距離再現課題」を実環境とVR環境で実施した。前者は、立方体の位置を記憶し、その位置まで拳を合わせて再現する課題である。手の最大到達距離を基準とし、そこから0%、±15%、±25%の位置に立方体をランダムに出現させた。後者は, 前後移動する立方体に対して距離が1.5mになるよう移動して再現する課題である。1.5mを基準とし、そこから±15%、±30%の位置まで立方体をランダムに移動させた。測定項目は「推定距離と基準距離との誤差(m)」とし、環境間で差があるかを検証した。これにより、VR環境でも実環境同様に様々な距離知覚の精度を測るシステムを構築できた。これでVR環境と実環境との距離知覚を比較でき、動作を伴う課題によって従来の静的課題よりも生態学的妥当性が高まることが期待される。

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