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[03心-ポ-22]ADHDおよび性格特性が運動の自己効力感に及ぼす影響

*Yukio Tsuchida1 (1. Osaka University of Health and Sport Sciences)
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運動に対する動機づけは重要な観点であり、自己効力感は運動行動を説明する有力な理論と考えられる。本研究は運動における自己効力感を説明する要因として、ADHD特性と性格特性からのアプローチを行った。自己効力感を含めた動機づけについては様々な要因が関与しており、性格特性もまたその1つになりうると考えられる。また、自己効力感は結果予期と効力予期が存在すると考えられる。本研究は結果予期として肯定的結果予期と否定的結果予期を、効力予期として運動に対する有能感を用い、ADHD特性と性格特性との関連を検討した。大学生104名(女性51名、男性53名、平均年齢20.14±1.50)が調査に参加した。自己効力感(結果予期と運動に対する有能感)は筒井他(1996)に基づいた。ADHD特性についてはASRSを、性格特性についてはBig Five尺度短縮版(並川他, 2012)を用いた。ASRSについてカットオフを超える人数を算出したところ、37名(36%)がカットオフを超えた得点となり、極めて高い数値となった。自己効力感とADHD特性間の相関を求めたところ、ADHD特性と否定的結果予期の間に負の相関が見られた(r = .29, p < .01)。性格特性と自己効力感の間には多くの相関が見られたが、否定的結果予期とは神経症傾向との間に正の相関が見られた(r = .43, p < .01)。媒介分析の結果、ADHD特性から否定的結果予期への直接効果は、媒介変数投入後に減少した。間接効果は有意であり (z=2.80, p=.005)、神経症傾向による媒介効果が確認された。ADHD特性が高いことは運動における否定的結果予期と関連していたが、神経症傾向が媒介していた。ADHD傾向が高い人ほど神経症傾向が高まり、その神経症傾向を通じて、運動に対する否定的結果予期が高くなることが示唆された。

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