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[03心-ポ-66]閉眼による漸進的筋弛緩法の活性化

*Tomohiro Kozaki1, Takayuki Sugo (1. Osakataiiku)
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漸進的筋弛緩法(PMR)は閉眼で行うことが主流となっている.しかし,閉眼の方が開眼で行うよりも効果的であるという研究はなされていない。そこで本研究では,PMRの実施において開眼および閉眼による筋の弛緩と緊張への意識に違いについて4筋群13部位ごとに検証することを目的とした.また,開眼および閉眼によるリラクセーション反応の違いを検討することを目的とした.大学生の男女15名を対象に開眼・閉眼の1要因参加者内計画で実験を行い,測定指標では視覚的アナログ目盛り法(VAS)による主観的評価とリラクセーション評価尺度短縮版(榊原ら,2014)を使用した.リラクセーション評価尺度短縮版は生理的緊張,心理的安静,認知的不安の3つの下位尺度15項目について5件法で回答させ,VAS・リラクセーション評価尺度短縮版ともに4筋群13部位および3下位尺度毎に対応のある検定を有意水準5%として行い,Holm法により補正した.その結果,4筋群13部位ごとの筋緊張(ps > .009,d = -1.017)と筋弛緩(ps > .048,d = -0.474),生理的緊張(p = .319,d = -.228),心理的安静(p = .011,d = 0.430),認知的不安(p = .205,d = -0.222)の3下位尺度全てで有意差は見られず,開眼によるPMRおよび閉眼によるPMRによって筋の緊張と弛緩への意識が変化するという仮説は支持されなかった.結果より,本研究のような静かで整った場所において開眼でPMRを実施してもそもそも外界の視覚情報が少ないため,目を開けていたからといって視覚情報によって認知資源が割かれることがなく,開眼でも閉眼でも視覚情報がほとんど同じであったことが考えられる.また,そもそも目の開閉だけでは十分な知覚負荷や認知負荷が加わっていない可能性がある.

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