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[09コ-ポ-45]50 m競泳種目における各レース局面速度の競技記録に対する相対的重要性
*Daisuke Sato1, Naoyuki Yamashita2, Kenta Kusanagi3, Shigehiro Takahashi3 (1. Shigakkan University, 2. Kyoto Institute of Technology, 3. Chukyo University)
【目的】本研究では,競泳50 m種目を対象に,各レース局面速度が競技記録へ与える影響について検討した.【方法】本研究では,日本水泳連盟科学委員会がWeb上に掲載しているデータを利用した.対象種目は男子および女子50 m自由形,平泳ぎ,背泳ぎ,バタフライとし,対象競技会は2016年から2024年の間に行われた国内主要競技大会とした.レース局面は0–15 m (Start),15–25 m (Stroke 1),25–35 m (Stroke 2),35–45 m (Stroke 3),45–50 m (Finish)の5局面に分類した.各局面の平均速度は距離を所要時間で除することで算出した.正式記録を従属変数,各局面速度を独立変数とし,強制投入法による重回帰分析を実施した.さらに,各局面速度間の相関関係を考慮した上で各局面の寄与率を評価するため,LMG法を用いたRelative Importance Analysis (RIA)を実施した.【結果】重回帰分析の結果,すべての種目において高い決定係数を示した (R²=0.998–1.000).RIAの結果,男子50 m背泳ぎではStartの寄与率が24.5%と最も高かった.一方,男子50 m平泳ぎではStroke 2およびStroke 3の寄与率が高かった.また,女子種目では,バタフライを除きStroke 2,Stroke 3およびFinishの寄与率が男子より比較的高かった.特に女子50 m背泳ぎではFinishの寄与率が15.3%を示した.さらに,女子50 mバタフライではStartのみが突出して高値を示すことはなく,Stroke 1 ,Stroke 2およびStroke 3がほぼ同程度の寄与率を示した.【結論】50 m競泳種目における競技記録への重要局面は,種目および性別によって異なる可能性が示唆された.
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