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[09コ-ポ-53]新体操選手における皮膚温変動とコンディションに関する探索的研究
*Erika Iwamoto1, Masaaki SUGITA2 (1. Graduate School of Nippon Sport Science University, 2. Nippon Sport Science University)
新体操は、高いトレーニング負荷と厳格な体型管理が求められる競技であり、女性アスリート特有の健康問題、とりわけ月経異常の発生率が高いことが報告されている。月経周期に伴うエストロゲンおよびプロゲステロンの変動は、体温調節、自律神経活動、疲労感、情緒状態などに影響を及ぼし、競技パフォーマンスにも関連する可能性が示唆されている。しかしながら、指導現場におけるコンディション管理は主観的評価に依存する場合が多く、月経周期を考慮した客観的評価指標の活用は十分とは言い難い。また、新体操特有の競技特性を踏まえ、月経周期とコンディションおよびパフォーマンスとの関連を包括的に検討した研究は未だ多くは見受けられない。一方、体温は女性ホルモンの影響を受けて周期的に変動する生理指標であり、簡便かつ非侵襲的に継続測定が可能であることから、コンディション評価への応用が期待されている。さらに、近年ではウェアラブルデバイスの発展により、日常生活下において長期間かつ連続的に体温データを取得できる環境が整いつつあり、競技現場への実装可能性も高まっている。本研究では、月経周期に伴う皮膚温変動と身体的・心理的コンディション、負荷、さらにパフォーマンスとの関連を探索的に検討することを目的として、新体操選手を対象に、シート型体温変位計を用いた断続的な皮膚温測定を実施するとともに、日々の主観的コンディション、トレーニング負荷指標であるsRPE、および競技パフォーマンス評価を併せて収集した。本研究により、皮膚温の日内変動を継続的に把握することで、体内リズムの特徴を明らかにし、そこから得られる客観的情報が、女性アスリートにおけるコンディション管理およびパフォーマンス発揮の支援に活用できる可能性が期待される。
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