Presentation Information
[生涯スポーツ-A-03]中国における中学校体育教師のアイデンティティ形成に関する研究(社)
*WEIQI WANG1, TAKAFUMI KIYOMIYA2, FANGZHOU ZHANG2, KOTARO ASAHARA2, MITSUYO YODA1 (1. Graduate School of Nippon Sport Science University, 2. Nippon Sport Science University)
【背景】近年、中国では学力偏重の影響により、体育の価値が十分に認識されず、体育教師の職業アイデンティティの曖昧化や、体育教師を否定的に捉えるステレオタイプが存在している。また、体育教師の社会的地位は向上している一方で、その専門性やアイデンティティについては再検討の必要性も指摘されている。そこで本研究は、中国における体育教師の周縁化やステレオタイプ化といった社会的状況を背景に、シンボリック相互作用論を用い、外的要因を通じて、体育教師のアイデンティティ形成の実態を明らかにすることを目的とする。
【方法】研究方法は、江蘇省の中学校3校の教員を対象に、「教師の職業アイデンティティ」および「学校環境」に関する質問紙調査を実施した。各項目には5段階のリッカート尺度を用い、有効回答数は376件であった。分析にはIBM SPSS Statistics 29を用い、信頼性分析および探索的因子分析を行った。
【結果】探索的因子分析の結果、「教師の職業アイデンティティ」尺度では17項目からなる2因子構造が確認され、因子1を「教師の自己肯定感」、因子2を「教育実践の効力感」と命名した。また、「学校環境」尺度では18項目からなる2因子構造が確認され、因子1を「学校環境の支援」、因子2を「職務の負担」と命名した。全部の項目に対するKMO標本妥当性は0.90以上を示し、Cronbachのα係数は0.90以上を確認した。さらに、質問紙調査の結果、体育教師の「教育自主性」、「学校施設と管理」および「人間関係」に関する項目への回答を他教科教師の回答と比較すると、体育教師には比較的ポジティブな傾向が見られた。一方で、各科教師の回答にはネガティヴな傾向も見られ、特に「人間関係」に関する項目においてその傾向が顕著であった。今後、調査結果を踏まえて半構造化インタビューを実施し、体育教師のミクロな経験を明らかにする予定である。
【方法】研究方法は、江蘇省の中学校3校の教員を対象に、「教師の職業アイデンティティ」および「学校環境」に関する質問紙調査を実施した。各項目には5段階のリッカート尺度を用い、有効回答数は376件であった。分析にはIBM SPSS Statistics 29を用い、信頼性分析および探索的因子分析を行った。
【結果】探索的因子分析の結果、「教師の職業アイデンティティ」尺度では17項目からなる2因子構造が確認され、因子1を「教師の自己肯定感」、因子2を「教育実践の効力感」と命名した。また、「学校環境」尺度では18項目からなる2因子構造が確認され、因子1を「学校環境の支援」、因子2を「職務の負担」と命名した。全部の項目に対するKMO標本妥当性は0.90以上を示し、Cronbachのα係数は0.90以上を確認した。さらに、質問紙調査の結果、体育教師の「教育自主性」、「学校施設と管理」および「人間関係」に関する項目への回答を他教科教師の回答と比較すると、体育教師には比較的ポジティブな傾向が見られた。一方で、各科教師の回答にはネガティヴな傾向も見られ、特に「人間関係」に関する項目においてその傾向が顕著であった。今後、調査結果を踏まえて半構造化インタビューを実施し、体育教師のミクロな経験を明らかにする予定である。
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