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[04生-ポ-06]Influence of Non-invasive Cerebellar Stimulation on Baseball Pitching Performance

*Kento Nakagawa1,2, Rieko Osu2 (1. Jobu University, 2. Waseda University)
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野球投手では、球速だけでなく、狙った位置へ安定して投げる能力、すなわち投球到達点のばらつきを低く保つ能力が重要である。投球は高速な全身性・弾道的運動であり、リリース後の修正は不可能であるため、運動実行前の予測的制御と、試行間での誤差更新、および片脚支持期を伴う全身協調が重要となる。これらの能力には、内部モデルに基づく予測的運動制御や姿勢制御に関与する小脳が重要な貢献をしていると考えられるが、野球投球における知見は存在しない。近年、非侵襲的な刺激により脳領域の機能を一時的に変調し、それに伴う行動変化から脳領域の機能的関与を検討する研究が盛んに行われているが、競技スポーツ動作への応用は限定的である。そこで本研究では、小脳への非侵襲的刺激が野球の投球パフォーマンスに与える影響を検討した。大学野球投手9名を対象とし、7日間の間隔を空けて、小脳への陽極経頭蓋直流電気刺激(tDCS)条件および同一貼付位置での疑似刺激条件を順不同で実施した。各条件において、設定球速、指定コースを目標に15球×3セットの投球を行い、球速、投球到達点、リリースポイントをRapsodo PRO2.0により計測した。1セット目を刺激前、2セット目を刺激中、3セット目を刺激後とした。その結果、tDCS条件では投球到達点のばらつき(目標位置からの誤差距離の標準偏差)が刺激前と比較して刺激後に有意に減少した一方、疑似刺激条件では有意な変化は認められなかった。また刺激後では、tDCS条件のばらつきが疑似刺激条件よりも有意に小さかった。以上より、野球投球における投球到達点の安定化に小脳が関与する可能性が示唆された。

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