Presentation Information

[04生-ポ-07]大学生の日常的な運動習慣が実行機能に及ぼす影響Flanker課題を用いた横断的検討

*KEN KIMURA1, Miyu Sugiyama2, Nanami Hata2, Satoshi Furukawa2 (1. Tokyo Denki Univ., 2. Toyo Univ.)
PDF DownloadDownload PDF
【諸言】現代の大学生は長時間の座位行動が常態化しており、脳の実行機能(抑制機能)の低下が懸念されている(Chandranら, 2023; Gotheら, 2014)。従来の運動認知科学研究は高齢者(Songら, 2025)や単発の運動効果(Wengら, 2015)が中心であり、脳機能の全盛期にある大学生の日常的な運動習慣が抑制機能に与える影響を検討した横断的研究は少ない。そこで本研究は、日本の大学生を対象に運動習慣の有無がFlanker課題の成績に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。【方法】健常な大学生40名を対象とする。日常的な運動習慣の分類には、日本人の運動基準に関する先行研究(Itohら, 2017)および運動行動変容ステージモデルを用いた大学生対象研究(Araiら, 2006; Sharifiradら, 2011)を参考に、質問紙を用いて群分けを行った。具体的には、週2回以上・1回30分以上の運動やスポーツを「6ヶ月以上継続」している者を運動習慣あり群(n=20)、現在運動を行っておらず今後開始する意思もない者を運動習慣なし群(n=20)に分類した。認知機能測定にはFlanker課題を採用し、中心矢印と周囲の向きが同じ「一致条件」と、逆の「不一致条件」をランダムに計120試行実施した。指標として不一致条件と一致条件の反応時間(RT)の差である「干渉効果」を算出し、2群間で対応のないt検定を行った。【結果および考察】一致条件のRTや正答率に群間差は認められなかったものの、不一致条件では、運動あり群は、なし群に比較してRTに短縮傾向があり、正答率も高い傾向があった。本研究ではさらに、主要評価項目である干渉効果を分析し、青年期における日常的な運動習慣の有無による認知コントロール能力の状況について報告する。

Comment

To browse or post comments, you must log in.Log in