Presentation Information

[健康福祉-SA-1]Sleep and Lifestyle for High School Students in JapanFocusing on Skipping Breakfast

*Kazuhiro Yagita1 (1. Kyoto Prefectural University of Medicine)
PDF DownloadDownload PDF
<演者略歴>
1995年 京都府立医科大学医学部医学科卒業
2000年 京都府立医科大学大学院医学研究科博士課程修了
2010年 京都府立医科大学統合生理学部門教授
地球上のほとんどの生物には約24時間周期の体内時計(概日時計)が備わっている。ヒトにおいては睡眠・覚醒を始め自律神経活動や循環器機能、内分泌、代謝、消化器機能など、全身の様々な生理機能を地球の自転に沿った規則正しい昼夜のリズム(概日リズム)を生み出し、環境に適応しながら最適な状態を維持している。これを動的恒常性と呼び、健康医学や予防・未病の医学における重要な概念となっている。動的恒常性の制御において概日リズムが果たす役割は大きく、概日リズムが常に乱れているシフトワーカーなどでは多岐にわたる疾患リスクとの関連が指摘されている。概日リズムの乱れを惹起する生活要因として、睡眠習慣が最も一般的でその影響も大きい。そこで我々は、京都府内の高校生約5000人を対象とした「京都府高校生ライフスタイル睡眠調査研究」を実施し、睡眠日誌に加えピッツバーグ睡眠質問票や子どもの日中眠気尺度、朝型夜型質問票による睡眠指標のデータベースを構築した。また、我々の睡眠日誌では同時に食事時刻も記入することで、食事習慣との関連解析を可能とした。今回、本データベースを用い、食事習慣、特に朝食欠食と睡眠習慣との関連に注目し解析を行なった。その結果、朝食欠食は、起床時刻、睡眠の質、日中の眠気のいずれとも有意な相関が確認された。特に、起床時刻が午前8時以降で朝食欠食のオッズ比が顕著に高いこと、起床時刻と就寝時刻に有意な正の相関が見られることから朝食欠食という食事習慣の背景には睡眠習慣が影響することが示唆された。さらに、社会的時差ぼけとの関連から、本発表においては朝食欠食は概日リズムの乱れという側面から考える必要がある可能性について考察する。

Comment

To browse or post comments, you must log in.Log in