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[03心-ポ-05]コンペア学習における弁別的気づきと自己調整過程類似課題の比較が動作調整に及ぼす認知的影響

*Satomi Yoshida1, Tadashi Takeda2, Keizo Yamamoto2, Minoru Nagatani2, Shun Watanabe2, Yutaka Minouchi3 (1. Graduate School of Hokusho University / Conditioning Lab, , 2. Hokusho University, 3. Hokusei Gakuen University)
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従来の運動学習研究では、練習条件の変動性が保持や転移に及ぼす影響が検討されてきたが、学習者が「何に気づき、どのように自己調整に至るのか」という認知過程は十分に明らかにされていない。本研究では、類似課題間を意図的に比較する「コンペア学習(Comparative Practice:CP)」を用い、差異の弁別を起点とする認知変容過程を事例的に検討した。
対象は大学バレーボール選手2名とした。課題はショートサーブおよびロングサーブとし、両課題を交互に行うCPを4日間実施した。各試技後には自由記述による内省を収集し、弁別的気づき、原因推定、自己調整の観点から分析した。また、パフォーマンス指標として成功率および動作パラメータを測定し、介入3週間後に保持測定を行った。
初期段階では「入れる」「狙う」など結果志向的な内省が中心であったが、介入に伴い、「トスの高さ」「打点位置」「力の加減」など、具体的パラメータへの着目が増加した。また、「オーバーした→打点が前すぎた→トスを高くする」といった、結果・原因・調整を連鎖的に捉える省察が認められた。これに伴い、成功率の向上および意図に即した動作変容が確認され、一部は保持段階においても維持された。
本研究の結果、CPは類似課題間の差異比較を通じて「弁別的気づき」を促し、自己調整学習(SRL)を支える可能性が示唆された。本研究は、運動学習を「反復」ではなく、「差異の弁別を起点とする認知過程」として再定義する視点を提示するものである。

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