Presentation Information
[03心-ポ-31]中学生アスリートのライフスキルの特徴を探る性差および学年差に注目して
*Shota Fujishima1, Junichi Nishida2 (1. Graduate School of Kindai Univ, 2. Kindai Univ)
【問題と目的】従来,ライフスキル(LS)の特徴として,大学生の役職や競技成績等の差異が示されている(島本他,2013)ものの,中学生アスリートのLSの特徴は限定的である.他方,藤島・西田(2025)は,Life Skills Scale for Sport(Cronin & Allen,2017)の心理的概念の重要性を確認した上で,LSSS-Jを作成し,信頼性・妥当性を確認した.加えて,Well-beingへの正の影響等が報告されており(Nishida & Fujishima,2025),LSを捉える有用な指標と言える.以上より本研究では,中学生アスリートのLSの特徴をLSSS-Jにより探ることを目的とした.【方法】現在,運動部活動に参加する中学生アスリート196名を対象とし,性別,学年,役職の有無,運動部活動の種目等に加え,LSSS-J(8因子43項目)を尋ねた.【結果と考察】対象者のLS得点について,無役職群に比べ有役職群の「リーダーシップ」,「感情的スキル」等の7因子が有意に高かった.また,卓球に比べ,柔道および陸上の「目標設定」等が高かった.そして,性別×学年の二要因分散分析を実施した結果,「チームワーク」および「対人コミュニケーション」は,交互作用が認められた.また,性別は主効果が認められなかったものの,学年は「リーダーシップ」等の5因子に主効果が認められた.本研究の結果は,島本ほか(2013)の示す大学生におけるLSの学年差および役職の有無に比べ,顕著な差異が示された.これらより,中学生の運動部活動の継続は,LS習得のための一つの要因と推察できる.また,役職を担うアスリートは,チームをまとめる役割等を担っており.本LSの高さを示したと推察できる.【結論】本研究より,中学生アスリートは,学年差や役職の有無によりLSの習得の程度に差異が生じることが明らかとなった.
Comment
To browse or post comments, you must log in.Log in
