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[03心-ポ-71]アファンタジア傾向にあるスポーツ実践者の出現率とイメージの特性に関して

*Shiro Mori1 (1. National Institute of Fitness and Sports in Kanoya)
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本研究では、脳内で視覚的イメージが形成できない状態にあるアファンタジア(Zeman et al., 2015)傾向にあるスポーツ実践者の存在を明らかにするとともに、アファンタジア傾向にあるスポーツ実践者とその傾向のない実践者とでは異なるイメージを描いている可能性を明らかにすることを目的とした。調査は体育学部で部活に在籍している学生260名対象に、以下の3つの質問紙を用いて行った。1つは、視覚イメージを鮮明に形成できるかを評価するための視覚イメージの鮮明性尺度(VVIQ: Marks, 1973)、2つ目は運動イメージの鮮明さを評価するための日本版運動心像質問尺度改訂版(JMIQ:長谷川, 2004)、3つ目は日常における物体イメージと空間イメージの使用傾向を測定するための視覚的イメージスタイル質問紙(RSI:川原ら, 2009)であり、対面式で実施した。その結果、調査対象者全体の傾向としてはVVIQとRSI、JMIQの間に正の相関が認められ(RSI :r=3.61 p<.001、JMIQ : r=1.85 p=0.003)、視覚イメージの鮮明な対象者ほど視覚的イメージスタイルと運動イメージが高いことが認められた。そこで、調査対象者の中からアファンタジアの出現率を、VVIQの基準(VVIQ;32以下)に基づいて算出したところ、1.5%(4名)がアファンタジア傾向であることが確認された。この出現率は、先行研究の3.9%(Dance et al., 2022) などに比べて少ない割合であった。さらに、アファンタジア傾向の選手の内3人は全国大会以上に出場していた。また、RSIとJMIQに関しては、アファンタジア傾向の実践者は傾向のない実践者に比べて低い得点であった。以上のことから、アファンタジア傾向のあるスポーツ実践者は、鮮明で制御可能な視覚的運動イメージとは異なるイメージを使用している可能性が示唆された。

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