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[00哲-口-03]「三重のフィジカル・ゲーム」としてのスポーツ新たな概念規定への試論

*Hideki Takaoka1 (1. Keiai University)
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体育・スポーツ学において「スポーツとは何か」という問いは古くから論じられてきた。その際、スポーツ概念の内包としてしばしば言及されるのが身体性である。例えばグットマン(Allen Guttmann)は、スポーツを身体的競技(physical contests)と規定した。だが、本来この“physical”はいかなる意味で理解されるべきか。従来、スポーツは卓越した身体能力(physical prowess)のゲームとして捉えられてきた。しかし、近年登場したeスポーツにおいても正確かつ精緻な操作技術など高度な身体能力が要求される場合があり、それだけでは既存スポーツの固有性を十分に説明できない。そこで本発表では、既存スポーツのフィジカル性を三つの観点から捉え直す。第一に、スポーツは身体能力の発揮を競うゲームである。第二に、スポーツは重力、空気抵抗、摩擦、芝や床の状態など、物理法則(physical laws)によってプレーが直接に規定されるゲームである。第三に、スポーツではゲームの状態が、プレイヤーの身体やボールなどの現実の物体によって直接に表現される。この意味で、身体は単なる運動主体ではなく、ゲームを構成する素材(the body as physical material)でもある。以上より本発表は、既存スポーツをphysical prowess、physical laws、the body as physical materialという三つの契機をもつ「三重のフィジカル・ゲーム」として概念規定する可能性を試論的に提示する。

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