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[09コ-ポ-22]段違い平行棒における〈懸垂前振り後方屈身宙返りひねり懸垂〉のコツ生成に関する発生運動学的研究片手ずつの離手動作による空中ひねりへのなじみ作りに着目して

*Yasushi Takamatsu1 (1. Biwako Seikei sport college)
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本研究は、段違い平行棒における〈懸垂前振り後方屈身宙返りひねり懸垂(以下、〈ギンガー宙返り懸垂〉と表記する)〉の習得過程では、空中でのひねり動作のコツがどのように生成されるのかを、発生運動学的観点から明らかにすることを目的とする。発生運動学においては、運動技能は客観的な動作形態としてではなく、主体における身体知の生成過程として捉えられる(金子、2002)。〈ギンガー宙返り懸垂〉におけるひねり動作は、〈屈身宙返りひねり〉という運動構造上、空中でひねりを遂行しなければならない。しかし、実践の場においては、空中でのひねり動作の誘発には、“宙返りの空中局面にひねり動作を誘発する余地があること”と“空中でのひねり動作の動き方がわかること”が優先される。本研究では、懸垂前振り後方宙返り時に“片手ずつ離手する”ことによって、“空中ひねりの誘発”と“ひねり動作へのなじみの形成”をすることを目的とした。“片手ずつ離手”することは、身体軸の歪みをもたらすとともに、回転方向やタイミングに対する“なじみ”が構成されていく契機となるだろう。本研究では、“片手ずつ離手する”ことから始まり、宙返りひねりへのなじみ形成と〈ギンガー宙返り懸垂〉の成功までに、どのようにしてひねりかたが段階的に形成されていくのかを明らかにしていく。本研究では、本技を新たに習得しようとする選手を対象とし、学習初期からの試技を継続的に記録することで、コツの生成過程そのものを捉える。分析にあたっては、試技映像を手がかりとした運動経過の把握に加え、運動遂行時における志向性や動きの感じの語り、また指導者の発言内容をデータとして収集したものを扱う。本研究は、〈ギンガー宙返り懸垂〉におけるコツ生成に至るまでの過程を明らかにすることによって、指導現場に寄与する知見を提供するものである。

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