Presentation Information
[09コ-ポ-26]Haltungsschulungの課題特性を生かしたオリジナル姿勢体操は姿勢改善に有効か?
*Satoshi Motoya1, Atsushi Kiuchi1, Rina kano1, Aya Horiguchi2 (1. University of Tsukuba, 2. University of Yamanashi)
昨今の急速なデジタル機器の普及による頭頸部前方姿勢を主とした姿勢悪化の問題が報告されている.実際に大学生における姿勢の現状を確認すると,4割程度の大学生において主に姿勢悪化が原因と考えられる痛みを抱えており,加えて脊柱アライメントにおける過度な胸椎後弯を呈する男子大学生が45%を占めていたことが報告されている.しかしながら,姿勢悪化を改善するための運動課題や体操は存在するが,その内容妥当性や実施による効果を学術的に検証したものは極めて少ない.そこで,大学生の姿勢改善をねらいとして,指導者による内容妥当性の精査を経て開発した姿勢体操を大学の授業で実践することによって,その効果や姿勢体操に関する評価を明らかにすることを目的とした.方法に関しては,開発した姿勢体操を体操授業の一部として実践したクラスを介入群,授業概要に示された一般的な体操授業を展開したクラスを対照群として,事前・事後に脊柱アライメントにおける脊柱弯曲測定,各部位における有訴及び改善行為の実施に関する調査,WHO-5-Jを活用した精神的健康度に関する調査に加え,自己の姿勢に関する内省に関する調査を実施した.さらに,介入群では,事後において実践した姿勢体操の評価に関する調査を追加した.その結果,対照群と比較すると,開発した姿勢体操を大学の授業で実践することによって,脊柱アライメントにおける胸椎後弯の過度な弯曲を是正するだけでなく,頸部の有訴及びWHO-5-Jの総点が改善傾向であり,自己評価及び意識性が有意に向上したことが明らかになった.また,実践した対象者による姿勢体操の評価より,楽しさや心地よさは高くなかったものの,難しさは適度でありながら効果的にかつ安全に実施できると評価され,加えて,開発した姿勢体操に関する運動課題の構成や選定した音楽の適正度についても高い肯定的な評価が確認された.
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