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[09コ-ポ-54]剣道競技の試合方式の違いは試合内容に影響するか?トーナメント(ノックアウト方式)とリーグ戦(総当たり方式)の比較
*Takahiro Ikeda1, Osamu Aoyagi2 (1. Fukuoka Prefectural University , 2. Research group of USDA)
各種スポーツ競技では、試合方式の違いが試合内容に影響するとされている。本研究では、高校生の剣道大会の試合方式の違いと試合内容の関連について明らかにすることを目的とした。対象大会は2024~2025年の国民スポーツ大会(以下、国スポ)および2025年の九州・関東地区の国スポブロック大会の少年男女の全試合である。試合内容は、両チームの勝者数、一本勝ち数および引分数、フルタイムの試合数、総試合時間、総取得本数、各打突部位の出現数、有効打突となった部位の種類、反則数、試合時間当たりの本数とした。リーグ戦(RR)とトーナメント(KO)の差についてはt検定を適用した。また、性別のt検定で差が認められた項目について、性と試合方式の2要因による分散分析を行った。有意差が示された試合内容のうち、勝者数(t[146]=-3.1,p<0.01)、総本数(t[146]=-2.9,p<0.01)、面技(t[146]=-2.9,p<0.01)、部位種(t[146]=-2.6,p<0.01)、本数/試合時間(t[146]=-2.7,p<0.01)はKOの値が大きく、引分数(t[146]=3.1,p<0.01)、フルタイム(t[146]=3.5,p<0.001)、試合時間(t[125]=2.5,p<0.01)はRRの値が大きかった。性と試合方式の2要因の分散分析の結果、主効果の性差は、勝者数、総本数、面技の出現数、部位種、本数/試合時間は男子が多く、引分数、フルタイムの試合数、試合時間は女子が多い結果となった。一般的なゲーム分析では、負けたら即敗退となるKOは、緊張感が高く、勝利優先の戦術選択やリスクを回避した守備重視、延長を意識した消耗戦になるとされているが、剣道においては、RRの有効打突が少なく、試合時間が長くなるなど、慎重な試合となり、特に女子でその傾向が強いことが示された。
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