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[競技スポーツ-A-19]先天性全盲スイマーの100mバタフライレースにおける運動感覚の特徴(ア)

*Kai Segawa1, Daiki Koga2, Tomohiro Mimura3, Yuki Deguchi4 (1. Kobe Gakuin University, 2. Tsukuba University, 3. Kyoto Institute of Technology, 4. National Institute of Technology, Maizuru College)
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【目的】本研究は、先天性全盲スイマーにおける100mバタフライレース時に感じている運動感覚の特徴を明らかにすることを目的とした。【方法】対象はパラリンピック金メダリストである先天性全盲男性スイマー1名および健常男性スイマー6名であった。10問のインタビューガイドラインを基に、健常スイマーには自由記述式ワークシート、全盲スイマーには半構造化インタビューを実施した。得られた質的データはKJ法により分析を行った。さらに、100mバタフライ自己ベストから設定したタイム内で25mバタフライ泳を2回実施し、水中動作を撮影した。ストローク関連指標およびエントリー&キャッチ、プル、プッシュ、リカバリーの各局面の相対時間を算出し、健常スイマーの平均値と標準偏差を基に全盲スイマーのZ得点を算出した。【結果】全盲スイマーのインタビュー分析から【不安定な水中姿勢を利用する意識と感覚】、【第1キックへの意識と感覚】【第2キックへの意識と感覚】の3つの上位カテゴリが得られた。中位カテゴリで〈姿勢作りの時間〉や〈前への重心移動〉が確認された。一方で、健常スイマーのワークシートを分析した結果、【姿勢への意識と感覚】、【キックへの意識と感覚】、【効率よく進むためのストロークへの意識と感覚】、【一定のタイミングとリズムへの意識と感覚】の4つの上位カテゴリが得られた。また、水中動作の分析から全盲スイマーのエントリー&キャッチのZ得点が特異的に高値であり、リカバリーのZ得点が特異的に低値であることが示された。【考察】全盲スイマーは不安定な水中姿勢を利用し、〈前への重心移動〉を心掛けることで、〈姿勢作りの時間〉を意図的に設けていることが示された。実際にエントリー&キャッチ局面の相対時間が長いことから、エントリーからプル局面までの姿勢時間が重要である可能性が示唆された。

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