Presentation Information
[07発-ポ-17]家庭や地域の運動意識および環境が子どもの運動嗜好に及ぼす影響
*Konoha Takahashi1, Mamoru Inada1, Daiya Furuta1, Chishin Onaka1, Takahiro Nakano1 (1. Chukyo University)
[背景・目的]子どもの運動促進は、現代における社会問題の一つである。学歴社会や公園等の地域環境の変化など、子どもの運動を取り巻く環境は時代と共に変化している。そのため、子どもの運動嗜好に影響を与える要因を検討し、今後の運動促進のための効率的な環境構築への示唆を得ることが求められる。そこで本研究では、家庭・地域の運動意識や環境が、子どもの運動嗜好に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。[方法]A県内5市町村の123校の小学5年生とその保護者1304名を調査対象とした。調査項目は、子どもの運動嗜好、親の運動嗜好、家庭の運動支援などの家庭環境、公園や行政の制度的環境や地域住民などの地域環境に関する質問、計54項目であった。因子分析により、家庭環境は4因子、地域環境は3因子、児童の運動嗜好は1因子が抽出された。地域環境から家庭環境へ、さらに、子どもの運動嗜好へパスを引いた仮説構造モデルを共分散構造分析により検証した。更に、家庭環境と地域環境の各因子が子どもの運動嗜好に与える影響の強さについて、運動嗜好を従属変数、家庭環境と地域環境の各因子の因子得点を独立変数とした重回帰分析により検討した。[結果・考察]モデルの適合度は概ね良好であり、地域環境から家庭環境のパス係数は0.38、家庭環境から子どもの運動嗜好のパス係数は0.67で、ともに有意であったが、地域環境から子どもの運動嗜好のパス係数は、有意ではなかった。この結果から、子どもの運動嗜好向上には、地域環境よりも家庭の意識や環境の充実が重要であることが示唆された。重回帰分析の結果、家庭環境のモデルでは、決定係数は0.309であり、保護者の関与の標準化回帰係数が最も高く、強い影響があることが示唆された。地域環境のモデルでは、決定係数は0.054と低く、説明力は限定的だが、独立変数の中では人間環境の標準化回帰係数のみ有意な値を示した。
Comment
To browse or post comments, you must log in.Log in
