Presentation Information
[本部企画-S2-2]How Does Pursuing Health Affect Daily Life?
*Maho Isono1 (1. Institute of Science Tokyo)
<演者略歴>
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て、2024年より現職。専門は、文化人類学、医療人類学。著書に「他者と生きる:リスク・病い・死をめぐる人類学」「なぜふつうにたべられないのか:拒食と過食の文化人類学」等。
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て、2024年より現職。専門は、文化人類学、医療人類学。著書に「他者と生きる:リスク・病い・死をめぐる人類学」「なぜふつうにたべられないのか:拒食と過食の文化人類学」等。
食事、運動、生活習慣などに関する多様な知識・サービスが普及し、人々は日常生活の中で健康を意識的に管理することが求められている。また、健康に悪影響を及ぼすものはリスクとして捉えられ、人々はできる限りリスクを避け、より健康な状態を目指して生活しようとしている。本報告では、医療人類学の視点から、現代社会における健康やリスクがどのように捉えられているかを概観し、健康の追求が人々の生活にどのような影響を及ぼしているのかを検討する。特に、本報告では、健康の追求がもたらす逆機能に焦点を当てたい。健康な状態を目指して人々は生活し、研究者はそれを支援するための科学的知見を生み出していく。だが、過度な健康の追求は、かえって人々の生活を制約したり、新たな不安を生み出したりする可能性はないだろうか。このような視点から健康の追求を批判的に問い直し、健康と人間の生活との関係をどのように理解すべきかについて問題提起を行いたい。
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