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[08測-口-05]フットワークが空手道の組手競技における刻み突き動作に及ぼす影響

*Naritaka Kobayashi1, Takayoshi Yamada1, Shunsuke Yamaji1, Yuichiro Kondo1 (1. Fukui Univ.)
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<緒言・目的>
 空手道の組手競技では、不規則に変化する相手の動きや間合いに対して、素早い反応と調整が求められる。フットワーク動作は、相手の動きに対して素早く反応したり、相手の動きの隙を突いて攻撃したりするために非常に重要な役割を持つ。本研究の目的は、フットワーク動作が刻み突き動作に及ぼす影響を検討することであった。<方法> 
 一般社団法人全日本空手道連盟に所属する男子組手選手11名(年齢:20.5±1.2歳、身長:172.2±5.5cm、体重:64.5±8.9kg、経験年11.1±2.9年)が、フットワークあり及びなし条件下において、距離の異なる標的に対して、最大努力で刻み突き動作を3試行ずつ、合計12試行行った。なお、標的との距離(間合い)は、各被験者の上腕長を基準に、1.0倍(短い)及び1.5倍(長い)を設けた。各条件下における刻み突き動作は、ハイスピードカメラにて120fpsにて撮影された。撮影された映像は、2次元動作解析され、反応時間、左手先及び左つま先最大速度、左つま先移動距離、及び体幹の屈曲角度が算出された。各条件下における評価変数の平均値差を二要因(フットワーク×間合い)ともに対応のある二要因分散分析により求めた。事後検定にはBonferroniの多重比較検定を用い、有意水準は5%とした。
<結果>
 短い間合いでフットワークのある刻み突き動作時の左手先最大速度は、フットワークのないそれよりも有意に速かった。 また、短い間合いでフットワークのない、及びフットワークのある長い間合いでの刻み突き動作時の体幹の屈曲角度は、フットワークのある、及び短い間合いのそれよりも有意に大きかった。
<結論>
 フットワーク動作は、短い間合いでの刻み突き動作の打突速度の向上に関係する。フットワーク動作の有無や間合いの長短によって、体幹屈曲の変化に関係した打突ストラテジーが介在していると推察された。

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