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[競技スポーツ-A-04]バドミントンダブルスの守備的局面における頭部回転運動の特徴(心)

*Masahiro Kokubu1, Masashi Suita1 (1. University of Tsukuba)
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バドミントン競技では、相手からの高速なショットに対して限られた時間で状況を把握し、適切な返球動作へ移行することが求められる。特にダブルスの守備的局面では、相手ペアの動きやシャトルの軌道に加え、パートナーとの位置関係を同時に処理する必要があり、選手がどの方向へ頭部を向けて視野を確保しているかは、守備行動を理解するうえで重要な指標となる。これまでバドミントン選手の視覚探索については注視行動を中心に検討されてきたが、実際のラリー中にみられる頭部運動の特徴については十分に明らかにされていない。そこで本研究では、大学男子バドミントン選手を対象に、ダブルスの守備的局面において、相手からのスマッシュに対する返球時にみられる頭部回転運動の特徴を競技レベル間で比較検討することを目的とした。本研究では、大学バドミントン部に所属し、主にダブルスに出場する男子選手12名を対象とした。全国大会の団体戦でのレギュラーとして出場した経験のある6名を上位群、出場経験のない6名を下位群とし、各群内でペアを編成した。各ペアのうち1名は、慣性センサが付属した視線計測装置を頭部に装着し、バドミントンコートにて試合形式のダブルスラリーを5分間行った。なお、各ペアの相手(協力者)は上位群に相当する競技レベルの者とした。ラリー中のショットのうち相手からのスマッシュを分析対象とし、相手ショットのインパクト時点を基準として、インパクト前後の頭部回転運動を分析した。その結果、上位群は下位群に比べて、相手ショットのインパクト後から自ペアのリターンまでの区間における左右方向への頭部回転角度が小さかった。このことから、ダブルスにおいて優れた選手は、相手ショット後にパートナー側へ頭部を向けることが少なく、前方の相手ペア側に頭部を向け続けることで視野を確保しながらラリーを継続していることが示唆される。

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