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[05バ-ポ-07]剣道における正面打撃動作の迅速性を規定する下肢の力学的特性
*kotaro nishikawa1, Naoki Murase2, Nobuaki Fujibayashi2 (1. Graduate School of Sports Science, Chukyo University, 2. School of Sports Science,Chukyo University)
【背景】剣道において正面打撃は基本的な打突動作であり、競技力の高い選手ほど正面打撃に要する時間が短いことから(Murase et al., 2017)、正面打撃を迅速に遂行する能力は、重要な要素である。同研究では、正面打撃時間と踏み切り脚(左脚)の地面反力との間に負の相関関係が報告されており、正面打撃時間を短縮するためには、下肢における力発揮能力が重要な役割を果たすと考えられる。しかし、正面打撃において地面反力を高めるために求められる下肢の筋力やパワー発揮能力については十分に明らかにされていない。【目的】本研究では、下肢の筋力・パワー発揮能力の評価方法である等速性筋力測定装置(CON-TREX)を用いて評価した下肢3関節の筋力および力の立ち上がりの速さ(RFD)と、剣道の正面打撃時間との関係を明らかにすることを目的とした。【方法】対象者は剣道競技者36名(男子21名,女子15名)とした。左脚の股、膝、足関節における等尺性・等速性伸展筋力を測定した。筋力測定から最大トルクを算出し、等尺性筋力では最大RFD、動作開始から50、100、150、200、250msまでの平均RFDも算出した。等尺性・等速性伸展筋力と正面打撃時間との関係性を検討するためにPearsonの積率相関係数を用いた。【結果・考察】男女選手に共通して、等尺性・等速性伸展筋力の最大トルクと正面打撃時間との間には有意な相関関係が認められなかった。一方、RFDと正面打撃時間との間には、男子選手では股・足関節の100RFDおよび150RFD、女子選手では膝関節の最大RFD、50RFD、100RFD、150RFDと正面打撃時間との間に有意な負の相関関係が認められた (p<0.05)。これらの結果から、正面打撃時間の短縮には、50–150msという極めて短時間で力を発揮する能力(RFD)の向上が重要であることが示唆された。
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