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[05バ-ポ-11]高齢者の歩行動作における速度調節に伴う足底圧特性

*Aisa Nakamoto1, Kaede Ohara1, Hiroki Nakata2, Chiaki Ohtaka2 (1. Graduate School of Humanities and Sciences, Nara Women's University, 2. Nara Women's University)
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【背景・目的】 加齢に伴う歩行機能の低下や転倒リスクの評価において、歩行速度の調節に伴う足底圧特性の解明は重要である。本研究では、地域在住高齢者を対象に、3条件の歩行速度(Slow、Normal、Fast)における足底圧分布の特徴を明らかにすることを目的とした。【方法】対象は、65歳以上の高齢者114名(72.9±5.3歳)とした。直線歩行路(6 m)の中央に足底圧計測プレート(Footscan、Materialise)を配置し、Normal(通常通り)、Slow(遅く)、Fast(速く)の3条件で各2試行の歩行課題を実施した。解析対象は、1歩行周期における左右第1歩目、歩行パラメータおよび足底圧データを算出した。足底圧データは体重および立脚時間で正規化し、足底圧合計値の二峰性分布における1峰目を1st peak、2峰目を2nd peakと定義した。さらに足底を10部位(足趾部: 2、前足部: 5、中足部: 1、後足部: 2)に分割し、足底圧合計値における各ピークを構成する足底部位の割合を算出した。統計解析には、歩行条件を要因とした一元配置分散分析を用いた。【結果・考察】歩行速度、歩幅、歩調はSlow、Normal、Fastの順に有意に増加し、立脚時間は短縮した。1st peak値は歩行速度の増加に伴い有意に増加した。ピーク構成部位において、Normal–Fast間は全部位で有意差は認められなかったが、Slowは前足部の割合が有意に高値を示した。一方、2nd peak値は、速度条件間の有意差は認められなかったが、歩行速度の増加に伴い前足部内側の割合が増加する傾向が示された。以上のことから、歩行速度により足底圧分布およびピークを構成する足底部位の割合は異なり、歩行速度の増加に伴い蹴り出し時の前足部(特に内側)への荷重分配が増加することで、推進力に寄与している可能性が示唆された。

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