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[05バ-ポ-13]90°方向転換動作における予測的・代償的姿勢調整の特性競技種目特異性の観点から
*Tadahiko Nakayama1,2, Akira Nakai3 (1. KANSAI UNIVERSITY of SOCIAL WELFARE, 2. Graduate School of Osaka Electro-Communication University, 3. Osaka Electro-Communication University)
バスケットボールでは、狭いコート上で頻繁に方向転換(COD)動作が求められ、姿勢制御能力が重要な役割を果たす。動作直前の予測的姿勢調整(APA)と動作後の代償的姿勢調整(CPA)を統合的に検討した研究は少なく、競技種目の違いがこれらに与える影響も十分には明らかにされていない。本研究では、バスケットボール経験者(Basketball群)、野球経験者(Baseball群)、非競技者(Control群)の3群を対象に、直線助走後の90°COD動作におけるAPA・CPA特性を比較検討することを目的とした。光学式モーションキャプチャを用い、自発的(NS条件)および光刺激(S条件)の2条件下でCOD動作を記録した。方向転換足接地前から重心速度最下点までをAPA区間、最下点以降から離地後までをCPA区間として定量化し、2要因混合分散分析およびピアソンの積率相関分析を実施した。CPA指標のうち、方向転換足離地後のストライド長(F=14.10, p=.001)および側方踏み出し幅(F=10.46, p=.002)において、Baseball群が他の2群より有意に小さかった。COD走タイムはBasketball群がBaseball群より有意に短かった(F=4.66, p=.032)。相関分析では、Basketball群においてAPA指標である接地前ステップ長とCOD走タイムの間に、S条件で有意な負の相関が認められた(r=-.925, p=.024)。以上より、接地前ステップ長が長いほどCOD走タイムが短縮するという関係がBasketball群のS条件で認められ、APAとしての接地前準備の大きさがCODパフォーマンスを規定することが示唆された。一方、Baseball群ではCPA指標が両条件を通じて有意に小さく、90°COD動作のCPA特性に競技種目特異性が存在することが示された。
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