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[05バ-ポ-27]一把手上縦向き旋回におけるポメルのグリップ様式と力学的特性の関係

*Shuhei Kameyama1, Takehito Mori1, Yuki Sato2, Kengo Wakui3, Yukihiko Ushiyama3 (1. Niigata university of management, 2. National Institute of Technology, Oyama College, 3. Niigata Univ.)
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本研究は,あん馬の一把手上縦向き旋回におけるポメルの握り方の違いが,旋回運動の力学的特性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.一把手上縦向き旋回は,ポメルという狭い支持基底面上で身体を水平面上に回転させる技であり,身体を一直線に近い姿勢で保持しながら,円運動の雄大性および安定性を維持することが求められる.ポメルの握り方は大きく分けて2種類に分類され,左右で異なる方向からポメルを把持するミックス・グリップと,両手でポメルの側面を把持するサイド・グリップが用いられている.従来までは,ミックス・グリップによる実施がほとんどであったが,近年ではサイド・グリップによる実施も増えてきている.この背景には,握り方の違いに伴う力学的特性の差異が存在する可能性があり,その差異を明らかにすることは,技術選択や指導上の有用な知見につながると考えられる.研究対象者は,両グリップで一把手上縦向き旋回を実施できる男子大学生体操競技選手7名とした.三次元動作分析によって身体重心に作用する水平反力を,旋回運動の加速に関わる接線成分と,回転方向の制御に関わる法線成分に分解し,グリップ条件間で比較した.結果,接線成分は片手支持局面で増減し,法線成分は正面支持および背面支持付近で増加する傾向を示した.この変化パターンは先行研究と同様であり,片手支持局面では旋回の加速・減速,両手支持局面では身体の向きの切り替えが行われていることが確認された.また,サイド・グリップではミックス・グリップと比較して,接線成分および法線成分が高い傾向を示した.接線成分の増大は旋回の勢いに,法線成分の増大は身体重心を回転中心から大きく逸脱させない安定した旋回運動に関与すると考えられる.以上より,サイド・グリップは一把手上縦向き旋回において,旋回の勢いと安定性を高める力学的優位性を有する可能性が示された.

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