Presentation Information
[05バ-口-04]そりを用いたレジスト走における負荷の相違が身体にかかる力と重心速度に及ぼす影響
*Takeru Hamamichi1, Mizuki Kitamura1, Tetsunari Nishiyama2, Mitsuo Otsuka2 (1. Graduate School of Nippon Sport Science University, 2. Nippon Sport Science University)
【目的】本研究は、そりを用いたレジスト走における負荷の相違が身体の重心速度および身体に作用する外力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。【方法】大学陸上競技部に所属し、短距離走・跳躍種目を専門とする男子選手15名が参加した。通常走および体重の20%、50%、80%の重さのそり(以下、%BMで表す)を用いたレジスト走を各2回、計8回の10m全力走を実施した。分析区間は動き出しから2歩目離地までとした。そりと参加者をつなぐ紐に張力計(株式会社共和電業)を設置し、参加者の身体にかかる力を測定した。身体56点および張力計4点の計60点に反射マーカーを貼付し、光学式モーションキャプチャシステム(Qualisys)で試技中の動作を撮影した。時間-前後身体合成重心(COM)速度曲線とその回帰直線との残差面積、および時間-上下・左右COM速度曲線と時間軸との残差面積を算出し、COM速度ベクトル変化の非線形性(揺動量)を評価した。【結果・考察】負荷の増加に伴う接地時間の増加、滞空時間の減少が確認され、ステップ長は減少した。ステップ頻度は2歩目で負荷の増加に伴う減少が確認されたが、1歩目では負荷間の差はなかった。前後方向のCOMのピーク速度は、負荷の増加に伴って減少した。80%BMにおける前後COM速度の揺動量が他条件と比較して有意に大きかったことから、80%BMでは加減速を繰り返す疾走になることが示唆された。一方、50%BMおよび80%BMでは、通常走時と比較して左右・上下COM速度の揺動量が大きかった。身体にかかる力の力積は、三成分すべてで負荷の増加に伴って増加した。また、前・上下方向の身体にかかる力のピーク値も負荷の増加に伴って増加した。以上より、レジスト走は前後方向に負荷がかかるだけでなく、上下・左右方向にも揺動的な負荷が作用するトレーニングであることが示唆された。
Comment
To browse or post comments, you must log in.Log in
