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[本部企画-S1-1]Wellbeing-Oriented Regional Revitalization through Sport Tourism

*Eiji Ito1 (1. Chukyo University)
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<演者略歴>
順天堂大学卒業、順天堂大学大学院博士前期課程修了、アルバータ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。和歌山大学観光学部講師・准教授を経て、現在、中京大学スポーツ科学部教授。Journal of Sport & Tourism編集委員を務め、International Journal of Sport and Health Science編集委員や第二期スポーツ未来開拓会議委員などを歴任。
本発表では、先行研究において指摘されてきた地域活性化におけるスポーツツーリズムの役割と期待を踏まえつつ、日本におけるスポーツツーリズム推進の動向を、北海道の事例を基に概説する。日本では、スポーツ庁が2018年に「スポーツツーリズム需要拡大戦略」を策定し、アウトドアスポーツツーリズムおよび武道ツーリズムを重点テーマとして推進してきた。さらに、スポーツ庁は「スポーツツーリズム・ムーブメント創出事業」を継続的に実施しており、過去5年間で北海道内から主にアウトドアスポーツを主軸とする6件の事業が採択されている。しかし、近年の研究では、「する」だけでなく「みる」スポーツツーリズムもウェルビーイングの向上に寄与することが報告されている。これらの知見を踏まえると、スポーツ庁が2026年度より推進する、スポーツ観戦と地域資源を融合させた一体型スポーツツーリズムは、エスコンフィールドHOKKAIDOを擁する北海道におけるスポーツツーリズムのさらなる発展を促すものと考えられる。一方で、観光振興の過程では多様な課題が生じており、それらの解決なくしてウェルビーイングな地域活性化の実現は困難である。世界観光機関(UN Tourism)が実施する「Best Tourism Villages」は、観光を通じて文化遺産の保全や持続可能な開発に取り組む優良地域を認定する制度であり、北海道内ではニセコ町および美瑛町が認定されている。スキーリゾートで知られるニセコ町に加え、美瑛町においてもトレッキングやサイクリングなどのアクティブスポーツツーリズムが推進されている。本発表では、これら北海道の先進事例を踏まえ、スポーツツーリズムを通じたウェルビーイングな地域活性化について検討する。北海道が有する自然環境やボールパーク等のスポーツツーリズム資源は高い魅力を備えており、日本のスポーツツーリズムのさらなる発展に資するのみならず、北海道の地域活性化を牽引する起爆剤としての役割が期待される。

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