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[08測-口-02]幼児期におけるやり抜く力と基礎運動能力の縦断的関連年少時から年長時までの3時点による検討
*Yusaku Ogura1, Kosho Kasuga2, Kenta Otsubo3 (1. Chubu Gakuin College, 2. Gifu University, 3. Gifu Kyoritsu University)
幼児期は、非認知能力と運動能力がともに発達する重要な時期である。本研究は、非認知能力の一つである「やり抜く力」と基礎運動能力が、幼児期にどのように関連して発達するかを縦断的に検討することを目的とした。対象は、年少時・年中時・年長時の3つの時点で測定が得られた幼児559名(男児279名、女児280名)であった。やり抜く力は、保育者が5件法で評価した項目に探索的因子分析を行い、3つの時点を通じて安定して抽出された6項目の平均から得点化した。基礎運動能力は、25m走・立ち幅とび・ソフトボール投げの3種目を測定し、その平均から得点化した。両得点は、性別および0.25歳区分ごとにTスコア化した。分析では、年少時のやり抜く力により対象児を四分位群に分け、一要因(学年)のみ対応のある三要因(群・性別・学年)分散分析を行った。さらに、逆方向として運動能力により群分けした検討も行った。その結果、やり抜く力の群の主効果が有意であり(F=11.72, p<.001)、やり抜く力が高い群ほど基礎運動能力も高かった。群と学年の交互作用は有意でなく、この群間差は3つの時点を通じて安定して維持された。逆に運動能力により群分けした場合も、群の主効果は有意であり(F=28.00, p<.001)、運動能力が高い群ほどやり抜く力が高かった。すなわち、両能力はいずれの方向からみても関連を示した。以上より、幼児期のやり抜く力と基礎運動能力は双方向に関連し、その関連は年少時から年長時まで安定して維持されることが示された。早期に一方が高い幼児は他方も高い傾向にあり、両者の関連の方向性については、個人内の変化に着目した分析など、今後さらに検討する必要がある。本結果は、幼児期において非認知能力と運動能力を一体的に捉えた支援の重要性を示唆する。
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