Presentation Information
[PS-07]Evaluation Uncertainty in Job Hunting among Students with Foreign Roots: Neither International Students nor Japanese Students
*Shugo Kagawa1 (1. Osaka International University)
Keywords:
Students with Foreign Roots,Job Hunting,Evaluation Uncertainty,Identity,Career Development
受講者に求められる 事前の知識・経験等
なし
受講者が受講前に取り組む 事前課題等
なし
概要
本研究は、日本における外国ルーツの大学生の就職活動に焦点を当て、その困難と構造的要因を明らかにすることを目的とする。近年、外国にルーツを持つ若者は増加しているが、国籍や在留資格に基づく既存の統計や支援枠組みでは十分に把握されていない。特に、日本で育ち日本社会に適応してきた外国ルーツの学生は、日本人学生とも外国人留学生とも異なる立場に置かれ、就職活動において独自の課題を抱えていると考えられる。 本研究では、外国ルーツの大学生への半構造化インタビューを通じて、就職活動における経験や認識を分析する。予備的調査として、ネパール出身で家族滞在資格により来日した学生の事例を検討した結果、当該学生は「留学生とも日本人とも異なる」立場にあることを自覚しており、制度的支援の対象外となる一方で、日本企業においては日本語能力が評価の中心となるため、自身の多言語能力や国際経験が十分に活用されにくい状況が確認された。また、採用過程において評価基準が不明確であると感じる場面も見られた。 これらの結果は、外国ルーツの学生が「日本人/外国人」という二分法的枠組みの中で位置づけられにくく、そのことが就職評価の不確実性につながっている可能性を示唆する。本発表では、複数事例の追加調査を踏まえ、こうした構造的課題を検討するとともに、キャリア教育における支援の在り方についても考察する。
なし
受講者が受講前に取り組む 事前課題等
なし
概要
本研究は、日本における外国ルーツの大学生の就職活動に焦点を当て、その困難と構造的要因を明らかにすることを目的とする。近年、外国にルーツを持つ若者は増加しているが、国籍や在留資格に基づく既存の統計や支援枠組みでは十分に把握されていない。特に、日本で育ち日本社会に適応してきた外国ルーツの学生は、日本人学生とも外国人留学生とも異なる立場に置かれ、就職活動において独自の課題を抱えていると考えられる。 本研究では、外国ルーツの大学生への半構造化インタビューを通じて、就職活動における経験や認識を分析する。予備的調査として、ネパール出身で家族滞在資格により来日した学生の事例を検討した結果、当該学生は「留学生とも日本人とも異なる」立場にあることを自覚しており、制度的支援の対象外となる一方で、日本企業においては日本語能力が評価の中心となるため、自身の多言語能力や国際経験が十分に活用されにくい状況が確認された。また、採用過程において評価基準が不明確であると感じる場面も見られた。 これらの結果は、外国ルーツの学生が「日本人/外国人」という二分法的枠組みの中で位置づけられにくく、そのことが就職評価の不確実性につながっている可能性を示唆する。本発表では、複数事例の追加調査を踏まえ、こうした構造的課題を検討するとともに、キャリア教育における支援の在り方についても考察する。
