2025年度組織学会年次大会

特別セッションⅠ

9月28日(土)・大会1日目 13:00-14:30(90分) 
会場・富士見ゲート棟:G503教室




 本郷バレーのスタートアップ・エコシステム①

「東京大学における20年間の軌跡」

 


 登壇者 

◎ 菅原岳人  (東京大学産学協創推進本部 ディレクター)

  松井克文 氏 (東京大学産学協創推進本部 ディレクター)

  坂本教晃 氏(株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)取締役COOパートナー/マネージングディレクター)

◎:セッションコーディネーター
司会:近能善範 (法政大学経営学部 教授)

 講演内容 

政府が2022年11月に決定した「スタートアップ育成5か年計画」において、スタートアップ企業の育成と共に、そうしたスタートアップ企業を生み育てるエコシステムの創出・強化も目的とすることを明確に打ち出したこともあり、スタートアップ・エコシステム(startup ecosystem)、あるいはアントレプレヌリアル・エコシステム(entrepreneurial ecosystem)への社会的関心は、このところ増大する一方です(以下「スタートアップ・エコシステム」に統一します)。

こうしたなか、東京大学本郷キャンパスの周辺エリアは、100社以上のハイテク・スタートアップ企業の集積が進み、「本郷バレー」と呼ばれており、エコシステムとして世界的にも注目を集めています。

東京大学は2004年の国立大学法人化から、スタートアップ・エコシステムの構築に取り組んでおり、20年が経過した現在、東京大学関連のスタートアップが577社、IPO(株式公開)を実施した企業は27社を数えます(2024年6月13日の東京大学プレスリリース)。

このセッションでは、東京大学のアントレプレナーシップ教育およびスタートアップ支援に関わってきた3名が、それぞれの取り組みや経験について紹介します。


 登壇者のご紹介 


菅原 岳人 (東京大学産学協創推進本部ディレクター 特任研究員) 
 登壇者プロフィール 

東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部ディレクター (インキュベーション/アントレプレナーシップ教育担当)。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了後、IBCS(現日本IBM)を経て2009年3月より東京大学産学連携本部助教。現在まで東京大学のスタートアップ・エコシステム構築の企画・運営に従事。


 

松井 克文 氏(東京大学産学協創推進本部ディレクター 特任研究員)
 

 登壇者プロフィール 
東京大学産学協創推進本部スタートアップ推進部ディレクター (本郷テックガレージ/アントレプレナーシップ教育担当)。京都大学文学部卒業後、株式会社電通を経て、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。2019年4月より現職。


 

坂本 教晃 

(東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)取締役COOパートナー/マネージングディレクター)

 登壇者プロフィール 

東京大学経済学部卒業後、経済産業省入省。2008年、経済産業省退官。流通事業会社の副社長を経て、コロンビア大学経営学修士(MBA)。McKinsey & Company を経て、2014年8月にUTEC参画。日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)企画部長。

Forbes Japanが選ぶ「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家BEST10」、2020年6位、2021年3位、2023年2位。