講演情報

[1B01]自己出力型検出器を用いたJRR-3垂直照射キャプセル内のガンマ線計測

*武田 遼真1、大森 崇純1、光井 研人1、武内 伴照1、牛島 寛章1、松井 義典1、仁尾 大資1、遠藤 泰一1、岡田 祐次1、井手 広史1 (1. JAEA)

キーワード:

JRR-3、照射試験、ガンマ線、自己出力型検出器、SPGD

JRR-3で実施された材料照射試験において、キャプセルの温度制御に用いたヒータ線(金属被覆ケーブルのシース線)を、キャプセル保護管内のアダプタ部でソフトケーブルに変換している。このアダプタ部は絶縁性や物理的な強度を樹脂モールドで確保しているが、ガンマ線による特性劣化が懸念されるため、今回、オンラインでガンマ線量率を測定できる自己出力型ガンマ線検出器(SPGD)を用いたアダプタ下部位置のガンマ線量の評価を試みた。その結果、JRR-3起動時の炉出力に応じたSPGD出力値を取得するとともに、1サイクル中の積算ガンマ線量及び炉停止時のガンマ線量率の変化を明らかにすることが出来た。今後、キャプセル設計に際してケーブル変換部の健全性評価に向けた基本データを引続き取得する予定である。

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