講演情報

[1L03]原子力プラントの廃止措置に伴う鉛ブロックの切断手法の研究開発Ⅴ

*五嶋 智久1,3、ハーベル グレン2、砂川 武義1 (1. 福井工大、2. オンタリオ工科大、3. 太平電業)

キーワード:

廃止措置、遮蔽材、鉛、低融点合金、廃棄物

原子力プラントの廃止措置作業において、放射線の遮蔽材として用いられている多量の鉛板が廃棄物として出る。鉛板の廃棄作業は、一般的な工具を使用した切断が難しい為、大変困難である。本研究では、機械的切断手法と低融点合金を組み合わせた手法を考案した。我々は本手法を用いて効率的に鉛板を切断するために、鉛板へ供給するBi-Sn合金について、市販されているはんだペーストを用いて切断を試みた結果、効率が上がった。しかしながら、市販のはんだペーストは、加熱すると白煙が発生し、防毒マスク着装下でも喉が痛くなるなどいくつかの課題があった。そこで我々は、それらの課題を解決して、鉛切断に特化したBi-Sn合金ペーストを開発した。

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