講演情報

[1L06]東海再処理施設 高放射性固体廃棄物貯蔵庫(HASWS)からの廃棄物の取出しに関する検討について(5) 水中ROVと水中リフタ(グラブ式)の組合せ試験(フィルタ類等)

*阿久澤 禎1、爲田 惟斗1、佐野 恭平1、秋山 和樹1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:

東海再処理施設、廃止措置、水中ROV、水中リフタ、遠隔取出し

東海再処理施設のHASWS湿式セル内には、ハル缶の他に使用済燃料の溶解液から不溶解残渣を分離するために用いたステンレス製のフィルタや分離・精製工程の抽出器などで使用したスターラなどの汚染機器類が貯蔵されており、当該施設の廃止措置に向けて水中ROVと水中リフタ(グラブ式)を用いて取出すことを検討している。本件では、水中ROVと水中リフタ(グラブ式)によるフィルタ類や汚染機器類の移動作業の成立性確認のため、湿式セルを模擬したモックアップ設備内に模擬のフィルタ類や汚染機器類を種々の姿勢で配置し、水中ROVと水中リフタ(グラブ式)を用いて移動する試験を実施した。試験の結果、いずれの姿勢においても、フィルタ類や汚染機器類を水中リフタ(グラブ式)で把持して浮き上げた後、水中ROVで移動できることを確認した。また、安全かつ確実なフィルタ類や汚染機器類の取出しのためには、把持する位置を選択する必要があることを確認した。

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