講演情報
[1N13]エアロゾルを用いたAt-211 乾式分離技術の開発(3)At-211製剤の実用化に向けた全体構想
*早川 敦郎1、鈴木 康祐1、湯原 勝1、塚田 圭祐1、岡部 寛史1、山下 雄夫1、豊嶋 厚史3、福田 光宏2、篠原 厚3,4、中野 貴史2 (1. 東芝ESS、2. 阪大RCNP、3. 阪大放射線機構、4. 大阪青山大学)
キーワード:
アスタチン、エアロゾル
現在,種々の放射性核種によるがん治療薬の開発が進められており,α線核種であるアスタチン211(211At)は有力な候補核種である。当社では加速器により核変換で生成した211Atを含むBiターゲットを加熱し,気化させた211Atをエアロゾル粒子に付着させてフィルターで捕集する“エアロゾル法”による211At分離回収システムの開発を行っている。現状までの開発結果を概説するとともに,今後の211At製剤の実用化に向けた構想を報告する。照射後のターゲットからの分離回収技術を現在開発している。この技術をキーにAt製薬の実用化を目指している。まずは治験用のAt供給を可能なシステムを構築し,そこでの安定供給が実現され,薬剤としての市場の成立が見えた段階で大規模製造拠点を構築し大量供給を目指す戦略を構想している。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン