講演情報

[1O01]ウランケイ化物燃料を用いた大型軽水炉の長期運転可能性・高安全性・核セキュリティ性に関する研究

*森 悠輔1、相楽 洋1 (1. 東工大)

キーワード:

事故耐性燃料、ウランケイ化物燃料、核熱解析、過渡解析、核セキュリティ

軽水炉燃料開発において、高燃焼度化と安全性を達成するためにウラン濃縮度の上昇と燃料棒を細くし増やす設計が取られてきた。一方、事故耐性燃料であるウランケイ化物燃料は重金属密度が高くウラン濃縮度を上げなくても運転期間の長期化が可能となり、燃焼を通じて熱伝導率が高いためピーク温度の抑制と高い安全性が期待できる。また、化学的安定性が高いため、Puの単離を技術的に困難にし、核不拡散性の向上も期待されている。本研究では、ウランケイ化物燃料を用いた軽水炉の核特性、定常運転及びLOCA発生時のピーク燃料温度、核不拡散性を定量評価し、運転長期可能性、安全性、核セキュリティ性を同時に向上させる設計条件を明らかにした。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン