講演情報

[2B14]重水素イオンビーム照射下における酸化イットリウム被膜の電気絶縁特性のその場測定による評価

*豊田 暁1、田中 照也2,1、玉置 真悟3、佐藤 文信3、村田 勲3 (1. 名大、2. 核融合研、3. 阪大)

キーワード:

セラミック被覆、イオンビーム照射、はじき出し損傷、電気絶縁特性

大阪大学オクタビアン施設の250 keV重陽子ビームラインを用い、液体金属ブランケット用電気絶縁被覆の照射下絶縁性能について、高温・電圧印加条件でその場測定による評価を開始した。これまでにY2O3被膜試料に対して、温度400~500 ℃、電界強度0.1 V/µmの条件で、はじき出し損傷量約10-1 dpaまでの照射を行ったが、顕著な電気伝導度の上昇(絶縁性能の低下)はみられなかった。さらに高い損傷量、電界強度における電気絶縁性能評価を行い、照射損傷量と絶縁特性の関係から実用性について考察する。

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