講演情報
[2B15]液体リチウム鉛からのトリチウム回収管内部分流と液滴からのタンデム回収率
*興野 文人1、浜地 志憲2、田中 照也2、八木 重郎1 (1. 京都大学エネルギー理工学研究所、2. 核融合科学研究所)
キーワード:
リチウム鉛、トリチウム回収、菅内部分流、液滴、タンデム
報告者らは液体方式ブランケット中で生成されたトリチウムを媒体であるリチウム鉛を液滴化し回収する研究を実施している。回収率を低減させずに処理流量を向上させる為、液滴の大径化と導入管部からのタンデム回収を実施した。液滴径は従来1.9mmに対し今回は2.3mmとし流量比1.8倍。理論タンデム回収率は0.7。一方測定された回収率は0.8~0.9となり14%~30%大きい値が得られた。上振れの要因として、大径液滴からの放出が予測値より拡大したと考えられ2.3mm液滴内の移流拡散係数が1.9mm径より大きい可能性を示唆している。液滴大径化はトリチウム回収処理能力に寄与する為さらに追求していく。
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