講演情報
[2C15]福島における放射性物質分布調査(10) 浪江町森林源流域の表流水の溶存態セシウム-137濃度における岩盤地下水の影響
*中田 遥稀1、加藤 弘亮1,2、庭野 佑真1、恩田 裕一1,2 (1. 筑波大学、2. 放射線・アイソトープ地球システム研究センター)
キーワード:
放射性物質、溶存態セシウム137、深層地下水、動水勾配
本研究では、森林斜面における多様な滞留時間を持つ浅層地下水と深層地下水の流出特性が、表流水のCs-137濃度に与える影響を解明することを目的とする。そのために、詳細な水文学的モニタリング及び地下水・表流水のセシウム濃度測定を行うことにより、特に出水時に焦点を当てて観測を行う。出水時の溶存態Cs濃度は流量や動水勾配の時系列変化とヒステリシスを示しており、これは異なる供給源からの水が混合している可能性を示している。
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