講演情報

[2G15]ナトリウム冷却高速炉の自由液面からのガス巻込み評価手法に関する研究-出口流路の異なる条件においてのガス巻込み現象の分析-

*遠藤 和紀1、小林 駿輔1、ハメルバーグ ジャスミン1、武田 承太朗1、堺 公明1、江連 俊樹2、松下 健太郎2 (1. 東海大、2. JAEA)

キーワード:

ナトリウム冷却高速炉、ガス巻込み現象

ナトリウム冷却高速炉の原子炉容器内の液面等において、カバーガスであるアルゴン(Ar)ガスが冷却材中に巻き込まれるガス巻込み現象(GE:Gas Entrainment)が発生した場合、アルゴンガス気泡が冷却系統を移行し炉心を通過する際に反応度の擾乱の原因となることが懸念される。今後、国内にてシステム設計が実施されるタンク型炉の場合、広い自由液面に発生するくぼみ渦からのGE現象に関する設計評価手法を十分に確立することが重要である。そのため、基礎的な試験装置にて自由界面を移動するくぼみ渦からのGEデータの取得実験とその評価解析を進めている。本研究では試験装置の出口流路形状を変化させた条件でのGEの発生数を計測するとともに、同体系に対する数値解析を実施し出口流路形状が現象の相違に及ぼす影響を分析した結果を報告する。

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