講演情報

[2L17]建屋コンクリートの汚染浸透推定(1) コンクリート汚染浸透推定方法

*鳥居 和敬1、佐々木 勇気1、中島 均1、木下 哲一1、野口 裕史2、髙田  光2 (1. 清水建設株式会社、2. 日本原子力発電株式会社)

キーワード:

汚染浸透、建屋コンクリート、分配平衡モデル、分配係数、深度分布

原子力発電所内には、建屋コンクリートが廃液等で汚染した部位があり、廃止措置に当たっては、あらかじめ汚染範囲、浸透深さを評価し、はつり等により除去する必要がある。汚染浸透の評価には、コンクリートコアを採取し、分析する必要があるが、広い範囲に分布する汚染浸透を評価するためには、多くのコンクリートコアを採取、分析する必要があった。コンクリートへの汚染浸透を効率的に評価するために、筆者らは汚染物質が液相と固相に溶解と吸着を繰り返しながら浸透することに着目し、分配平衡モデルを用いたコンクリートへの浸透モデルを構築した。この評価手法によれば、建屋コンクリートの表面線量から汚染の浸透深さを推定できるため、コンクリートコアの採取・分析作業を削減することが可能である。

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