講演情報

[2O21]EBSDによる塑性ひずみ定量化への取り組み(4) 等2軸応力によって導入した塑性ひずみと方位差の関係)

*前川 直子1、釜谷 昌幸1 (1. 原子力安全システム研究所)

キーワード:

EBSD、方位差、塑性ひずみ

EBSDを用いて同定される局所方位差と塑性ひずみとの直線的な相関を利用して、塑性ひずみを推定する取り組みが多くなされている。それらの多くは、単軸の引張試験、または圧縮試験で導入した既知の塑性ひずみと方位差の関係を調べている。一方で、原子力機器を想定した場合、外力や溶接によって導入される塑性ひずみは単軸とは言えない。本研究では、ステンレス鋼の十字試験片を用いて等2軸の応力により塑性ひずみを導入した場合の、塑性ひずみと方位差の関係を調べた。従来の単軸応力で導入した場合と比較して、同様の方位差が得られることを確認した。

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