講演情報

[3A09]FMIF原型加速器LIPAcでの四極電磁石の漏れ磁場が5 MeV重陽子ビームのビームサイズに与える影響

*玄 知奉1、水野 明彦1,2、髙山 健3、増田 開1、近藤 恵太郎1、オリバ コンチ4、ブラナス ベアトリス4、ショバン 二コラ5、IFMIF/EVEDA Integrated Project Team1,4,5,7,6 (1. QST、2. JASRI、3. KEK、4. CIEMAT、5. CEA、6. IFMIF/EVEDA Integrated Project Team、7. F4E)

キーワード:

重陽子、四極電磁石、漏れ磁場

四極電磁石の計算モデルとして磁場分布がビーム進行方向に矩形であるhard-edge (HE)モデルが一般的にビーム光学計算で使用される。しかし、実際の四極電磁石には漏れ磁場であるfringe field (FF)が存在するため、ビーム運転においては、HEモデルを用いて計算されたビームサイズが実際のビームサイズと異なり、場合によってはビーム運転に影響を及ぼすことがある。今回、四極電磁石の漏れ磁場がビームに与える影響を調べるために、IFMIF原型加速器LIPAcの5 MeVの重陽子ビームを用いて異なる種類の四極電磁石のFF の評価を行ったところ、FFの影響が無視できないことが判明した。また、ビームサイズを測定し、HE及びFFモデルで計算されたものと比較したところ、FFモデルで計算されたものと一致していた。

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