講演情報

[3C04]原子力機構による環境放射能モニタリングの歩みと今後の展望(4) 水底モニタリングの進展

*越智 康太郎1、吉村 和也1、眞田 幸尚1 (1. JAEA)

キーワード:

水底モニタリング、福島第一原子力発電所、In-situ測定、放射性セシウム分布

2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故後、放射性セシウムを吸着した底質が、ため池やダム湖へ蓄積していることが報告されている。底質中の放射性セシウム分布を把握するためには、底質試料を採取し、前処理を行った後に放射能分析を行う必要があり煩雑である。原子力機構は、底質中の放射性セシウム分布を迅速かつ簡便に評価することを目的とし、耐水性放射線検出器による水底in-situ測定技術の開発を進めてきた。本発表では、これまでに開発してきたため池及びダム湖での水底in-situ測定技術の概要に加え、測定技術を実際のため池での除染計画立案等に活用した例について報告する。

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