講演情報

[3E06]冷却材喪失事故解析への東芝版炉心3次元動特性解析コード(TRACTTM)の適用性検討破断面積の違いによる被覆管温度等への影響評価

*堀江 英樹1、瀬部 芙美絵1、後藤 信1 (1. 東芝ESS)

キーワード:

TRACT、LOCA、ROSA-III、検証解析

東芝エネルギーシステムズは、国内の沸騰水型原子炉(BWR)における過渡・事故解析に用いる許認可解析コードとして、東芝版炉心3次元動特性解析コード(TRACTTM)の適用を目指した開発を進めている。そのためには、これまでに整備してきた過渡事象に加えて、冷却材喪失事故(LOCA)を含む設計基準事故にまで適用範囲を拡張することが必要となる。TRACTTMをLOCA解析に適用するため、LOCA現象で重要となるモデルを抽出し、物理モデルの改良、入力条件について検討するとともに、検証解析を実施した。本報告では、総合効果試験に基づく適用性の確認として、BWRのLOCA模擬試験であるROSA-III試験を対象に実施した検証解析の結果を報告する。2022年秋にも同様の報告を行ったが、本報告では、さらに入力データ設定の見直しなどを行い、破断面積の違いによる被覆管温度等の評価精度の向上を図った。

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