講演情報

[3E08]複数機器間の劣化依存性を考慮したメンテナンスのための信頼性モデルの研究

*片山 鈴音1、村上 健太1 (1. 東大)

キーワード:

保全、モデリング、劣化、依存性、隠れマルコフモデル

劣化状態の推定や予測のためのシステム信頼性モデルは、保全などの分野においてリスク情報に基づく意思決定を強化していく上で重要である。特に、複数機器からなるシステムでは相互作用を表現できるモデルを開発することが重要と考えられる。本研究では、例としてポンプと弁からなるシステムを想定し、依存関係を有する複数機器から構成されるシステムにおいて各機器の劣化状態を動的に推定・予測するモデルを開発した。本モデルでは、劣化状態を点検時にしか観測できない機器におけるデータ不足の問題を解消するために、相互作用を想定した機器からの情報を用いた推論を利用する。推論の有用性を確認し、適切なモデリング手法を探るために、開発したモデルを用いてパラメータ学習を行った。

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