講演情報

[3I02]NuScale "VOYGRTM"の開発実証(9) NuScale VOYGRTMを用いた原子力水素製造検討

*多原 竜輝1、成田 佳祐1、Kozel Amy2、DePavia Luis2、森本 泰臣1、小池 大介3、Boyadjian Paul2 (1. 日揮グローバル、2. NuScale Power、3. IHI)

キーワード:

SMR、NuScale、VOYGR、カーボンニュートラル、原子力発電所の機動性、水素製造、NExIP

気候変動に対する革新的なアプローチの1つとして、二酸化炭素等の温室効果ガスを発電時に排出しない原子力発電を利用したグリーン水素の製造が挙げられている。
本稿では、NuScale社の発電プラントであるVOYGRTMと、熱と電気を用いて水素を製造する固体酸化物形電解セル(SOEC)を用いた水素製造設備を統合したプラントをモデル化し、当該統合プラントの評価を実施した。
評価の結果、水素製造時のシチュエーションそれぞれに応じた最適統合ケースの存在が確認された。またプラント全体の熱効率の観点から、VOYGRTM単体で発電のみを行うよりもVOYGRTMを用いて水素を製造した場合の方が熱効率が向上することが、シミュレーションの結果明らかとなった。

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