講演情報

[3I07]コンクリート構造物の地盤・構造連成解析(1) RC及びSC構造物の非線形性

*佐藤 友喜1、Mag-Alasin Ma Ella Candice1、Ghiocel Dan M.2、片岡 俊二1、森本 泰臣1 (1. 日揮グローバル(株)、2. GP Technologies Inc.)

キーワード:

地盤・構造連成、鉄筋コンクリート、鋼板コンクリート、非線形地震応答解析

評価用地震動の増大により、原子力施設の弾塑性挙動を考慮した地震応答解析の需要が高まることが想定されている。主に米国を中心に、地盤-構造の連成効果を正確に捉えるために、薄層要素と有限要素を用いた動的サブストラクチャー法を用いた複素応答解析が原子力施設の地震応答解析に活用されている。一方で、本手法は複素応答解析のため、従来は弾性範囲に限定されており、構造物の大変形を対象としていない。しかし、近年では、構造の非線形挙動を模擬するため、周波数領域-時間領域の混合による繰返し等価線形を用いた地盤・構造連成解析の研究が進んでいる。本研究では、この手法を用いた効率的な繰返し等価線形解析手法について述べる。また、3次元FEM建屋モデルに対して、日本の技術規定を用いたRC(鉄筋コンクリート)及びSC(鋼板コンクリート)構造を対象とした構造-地盤連成解析を実施し、各構造物の地震応答の相違について検討した結果を示す。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン