講演情報

[3K10]大型放射性廃液タンクの解体作業における機械的工法と熱的工法の比較

*菊地 絃太1、石原 圭輔1、野﨑 将貴1、平山 堅理1、中山 慶彦1、横堀 智彦1 (1. JAEA)

キーワード:

大型放射性廃棄物、廃液タンク、解体処理、廃止措置

現在、様々な原子力施設の廃止措置が計画・実施されているが、施設の解体工法についての知見の蓄積は少ない状況である。そのため、ほとんどの原子力施設に設置されている大型の放射性廃液タンクについて、解体工法を確立することは今後の廃止措置活動に有益なものである。そこで、今回は原子力科学研究所内で廃止が決定した大型の放射性廃液タンク6基について、機械的工法及び熱的工法による解体処理を実施し、それらの工法に係る処理時間・費用・人工等について比較・検討を行った。熱的工法の選択には火災リスクの観点からタンク内部のライニング材の材質が重要な要素となる。そのためタンク内部のライニング材を物理的に取り除いた後に熱的工法による解体処理を行い、それらに係る処理時間・費用・人工等について、ライニング材を取り除かずに機械的工法を行った場合と比較した。

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