講演情報

[3M01]セメント系材料の状態設定に用いる反応輸送解析モデルの妥当性確認(その2)

*小池 彩華1、石田 圭輔1、三原 守弘2、柴田 真仁3、澤田 佳代3 (1. NUMO、2. JAEA、3. 太平洋コンサルタント)

キーワード:

地層処分、TRU廃棄物、セメント系材料、反応輸送解析モデル

NUMOは処分坑道に使用されるセメント系材料の状態評価を可能とする反応輸送解析モデルを整備してきた。前回発表では、セメント系材料試料をCsI溶液に一定期間静置した浸漬試験の結果得られた試料の溶脱領域と、この試験系を単純化した解析体系を用いた反応輸送解析で得られた溶脱領域との比較により、解析結果の溶脱領域が過小となることを示した。この一因として、試験容器の形状を解析上適切に表現できず、試験中の試料と溶液の境界におけるCa濃度が一致していないためと考えられた。本発表では、現行の解析体系を用いてモデルの妥当性確認を行うため、容器形状の影響を排することができるよう、試料と溶液の境界におけるCa濃度を一定にすることが可能な試験体系を構築し、これを用いて実施した浸漬試験結果と解析結果との比較を行った結果を示す。

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